「タッキー＆翼」の今井翼が１０月３日から、東京・有楽町の日生劇場でソロ公演「Ｗｏｒｌｄ，ｓ　Ｗｉｎｇ　翼　Ｐｒｅｍｉｕｍ２００７」（企画・構成・総合演出ジャニー喜多川）を行う。今井が得意とするダンス中心の構成で、本場スペインで研究したフラメンコなどを披露する。

　「ジャニーさんから、やってみないかと言われ、６月から企画を考えた。なかなかアイデアが浮かばなかったが、自分が得意とするダンスを中心にした公演になった」

　「Ｗｏｒｌｄ，ｓ－」　の経緯について、今井はこう話す。８月の大阪松竹座に続く、約１カ月間のソロ公演。「暑い大阪で１カ月間やって自信になった」。東京公演は、一部内容を変えた歌と踊りの舞台となる。

　数多いジャニーズの若手スターの中で、ダンスには自信を持っている。

　「急に自分の休みが取れたので、２泊４日でスペインに行ってきました。ぼくはまず目で見て、感覚でとらえるタイプ。マドリードのレストランでは、夜中までずっとフラメンコのダンサーの動きを観察した」

　恋の情熱や孤独といった人間の深い感情を、体全体で表現するフラメンコの動きに魅了された今井。そのイメージを生かして、アイリッシュダンスなどの要素も取り入れ、独自の踊りの世界を作り上げたいという。

　会場となる日生劇場は数々の名コンサートが生まれた場所。「越路吹雪さんが活躍されていた舞台なので、越路さんの『ラストダンスは私に』を歌うつもり」と昭和の名曲にも挑戦する。１７日に２６歳の誕生日を迎える今井にとって、まさに飛翔の公演となりそうだ。